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茨城町の古民家

概 要  description

身体的視点
1.寒さの解消:深夜電力を利用した水蓄熱型床暖房の敷設、ペアガラスのアルミサッシの使用により快適な温熱環境を実現した。
2.暗い生活空間の解消:南側土間ホールへの大きなFIX窓の設置、キッチン上部へのガラス瓦のトップライト設置により明るい室内となるよう配慮した。
3.分断された動線の解消:高い段差にステップを設置することで移動を楽にし、分散した水廻りを一直線に並べ直す事で単純でわかりやすい家事動線を実現した。
産業的視点
1.スクラップアンドビルドではなく、古民家の既存の柱梁(スケルトン)を活用し、間仕切りや設備(インフィル)を更新する事で環境負担を減らし持続可能な住まいのあり方を実現した。
2.地元の木材の使用、地場工務店との協働により、昔の家造りでは当たり前に行われていた「地産地消」を継承できるようにした。
生活的視点
1.工事現場を地元の職人さん、学生に見てもらう事で、高い木造の技術、見えないところまで手を抜かない職人の心を直に感じてもらい、少しでも技、知恵の継承に寄与できるよう配慮した。
2.工事現場を地元の職人さん、学生に見てもらう事で、高い木造の技術、見えないところまで手を抜かない職人の心を直に感じてもらい、少しでも技、知恵の継承に寄与できるよう配慮した。
社会・地球的視点
1.親世帯・子世帯の玄関に挟まれた空間を土間リビングとし、各世帯がプライバシーは確保しつつ自然とコミュニケーションが図れるよう計画した。
2.周りも大屋根の古い家が建つ集落なので、建物の外観はそのまま継承し、周囲の景観を壊さぬよう配慮した。
3.親世帯、子世帯双方に積極的に打合せに参加し、意見してもらうことで次世代においても愛着を持って住み継がれるよう意図した。

ビフォーアフター  before after

ビフォー ビフォー写真
アフター ビフォー写真

土間

もとは少し暗い土間だったのですが、大きなFIX窓と床の白いタイルで明るく凛とした空間になりました。

ビフォー ビフォー写真
アフター ビフォー写真

外観

ビフォー ビフォー写真
アフター ビフォー写真

リビング

民家独特の力強くシンプルな架構を生かした空間です。ほの暗い落ち着いた居間から明るい庭を眺めていると、自然と心が落ち着きます。

ビフォー ビフォー写真
アフター ビフォー写真

広縁

設計日誌  Design Diary

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