最新の調査法で地盤について正確な情報を得る。
家づくりはまず地盤調査から始まります。どれほど屈強な家をつくっても、肝心の地盤が弱ければ安全で安心な家づくりは実現しません。カナザワ建築設計事務所では、一般的なSWS(スウェーデン式サウンディング)試験に加え、最新の地盤調査方法「SDS(スクリュードライバーサウンディング)試験」を全棟に実施しています。
「SDS試験」の特長は、SWS試験では判定できなかった“土質”について知ることができるという点です。これにより正確な基礎選定が可能となり、地盤保証についても一般的な10年から20年へと大幅に保証期間を延ばすことが可能となりました。
さらに、土質についての正確な情報取得は、安全面だけでなくコストダウンにもつながります。私たちカナザワ建築設計事務所は地盤からの家づくりをお約束します。
高強度コンクリートを使用して強固な基礎をつくる。
基礎の工法にはいろいろな種類があります。その中でもカナザワ建築設計事務所では強度の高い「ベタ基礎」を全棟に採用しています。ベタ基礎は家の荷重を底盤全体で受け止めるため、安定性に優れます。
ベタ基礎の耐圧盤コンクリートは150mm厚を基準とし、不同沈下(建物が傾いて沈むこと)を抑えます。また、材料のコンクリートには、計画供用期間(大規模な補修が必要ないとされる耐用年数)が65年の高強度コンクリートを採用しています。このコンクリートは、一般的に使われることが多い計画供用期間30年のものに比べ、より高い強度を誇るものです。
鉄筋は、異形鉄筋を200mmピッチ(間隔)で高密度に配置し、安全安心な基礎を構築します。
適材適所な樹種で屈強な構造体をつくる。
構造体である土台、柱、梁(はり)・桁(けた)はいわば、家の骨格です。カナザワ建築設計事務所では、構造体に主として無垢材を使います。木の種類による特長を生かし、使用箇所に応じた使いわけをして、屈強な構造体をつくります。
土台:檜(ひのき)の無垢材。檜はシロアリに強く、腐朽や湿気にも強い樹種。
柱:杉の無垢材。日本で多く採れ安価。真っ直ぐに育つため長尺物が取りやすく加工性が良い良質な樹種。
梁・桁:米松(べいまつ)の無垢材。針葉樹の中では重硬な材で、耐久性、保存性が高く強度に優れる樹種。
また、構造体に使用する無垢材は、「高品質プレカット(AQ認証材)」を取得している加工工場で丁寧にカットします。
面で支えて地震や台風に負けない家にする。
地震や台風の力から家を守るのが、「耐力壁」です。耐力壁には、「筋かい耐力壁」という斜めの木材を入れる方法と、「面材耐力壁」という構造用面材などを壁一面に貼る方法があります。「筋かい耐力壁」が局所的に力が集中してしまうのに対し、「面材耐力壁」は力を面全体で受けるため、力を分散し壊れにくい特長があります。
カナザワ建築設計事務所では、全棟に「面材耐力壁」を採用し、耐震性・耐風性に優れた構造を持つ家をつくります。また、耐震性・耐風性の性能を半永久的に持続させるために、火山性ガラス質材料とロックウールを原料とした「無機質面材」を採用。無機質面材は優れた透湿性を持ち、腐食・シロアリにも強く、また準不燃材料として認定を受けているため、火災からも大切な住まいを守ります。
さらに、基礎と柱を緊結する「ホールダウン金物」についても全棟N値計算を実施し、適所に使用しています。
発泡系断熱材で家じゅうまるごと断熱。
一年を通じて心地よく健康に暮らすには、温度差の小さい安定した室内環境を整えることが必要です。そのために欠かせないのが「断熱」です。
断熱とは壁の内部を伝わる熱の量を小さくすることです。高断熱にすれば外気温の影響を受けにくくなり、快適な室内環境を少ないエネルギーでつくることができます。
カナザワ建築設計事務所では、断熱材として、従来のグラスウールではなく、水を使って発泡させる「発泡系断熱材」を採用しています。屋根170㎜、壁80㎜、基礎45㎜の厚さで吹き付け、家じゅうをすっぽりと断熱材で包み込みます。この工法により非常に高い断熱性と気密性を確保することができます。
「発泡系断熱材」は、グラスウールを設置しにくかった床下や小屋裏まで施工が可能です。このため、グラスウールの場合は屋外環境となる床下や小屋裏を、“屋内環境”として安定させることができ、家の耐久性向上にもつながります。
複合サッシと特殊ガラスで熱&紫外線をカット。
窓からは、壁・屋根の6倍から12倍の熱が出入りするといわれます。そのため、家を高断熱化するには窓の性能が非常に重要です。
カナザワ建築設計事務所では「アルミ樹脂複合断熱サッシ」や「樹脂断熱サッシ」をおもに採用しています。樹脂材を使用した断熱性の高いサッシを用いることにより、快適性・省エネ性が飛躍的に向上します。もちろん冬場の結露の心配もありません。
サッシのガラスには、「Low- E金属膜コーティング複層ガラス」を採用。Low- EとはLow Emissivity(ロー・エミシビティー:低放射)の略で、夏は太陽の熱線を約60%カット、冬は室内の暖かい熱を逃がさない特長があります。断熱効果は単板ガラスの約4倍にもなります。紫外線も約75%カットし、室内の建具などの色あせやお肌への影響も軽減します。
床材、壁材、塗料を自然素材に。
室内の空気をきれいに保つためには、できる限り化学物質を使わない素材を選ぶことが大切です。
カナザワ建築設計事務所では、フローリングには檜、ナラ、ウォルナット等の無垢材を、壁には漆喰等の自然素材をおもにご提案しています。
さらに、室内に使用する塗料についても、人体・動植物に安全なドイツ製自然塗料「オスモ」を採用しています。「オスモ」に使用されている植物油、植物ワックス、顔料は、食品に使用されるものと同レベルの安全性が確認されています。
その他の建材・内装材についても、シックハウスの原因物質であるホルムアルデヒドの放散が最も少ない等級を示す「F☆☆☆☆(フォースター)」対応のものを採用しています。
暮らしの中で発生する化学物質は24時間計画換気で外へ。
自然素材をつかって化学物質を極力室内に発散しない家をつくっても、暮らしの中で使用するさまざまなものから化学物質が放散されます。たとえば、ヘアスプレー、殺虫剤、化粧品、煙草など。暮らしの中で日常的に使用するものから化学物質が放散され、室内の空気を汚していきます。その汚れた空気への対策として、日本では24時間計画換気が法律により義務付けられています。
しかし、いくら換気扇を設置しても気密性の低い住宅では計画的な換気はできません。カナザワ建築設計事務所では、全棟を高気密住宅として効率的な換気ができる環境を整え、その上で24時間計画換気をすることで、室内につねに新鮮な空気を取り込み、清浄な空気環境の維持を可能にします。
お客さまの目線で行う厳重な施工チェック。
カナザワ建築設計事務所では、担当建築士が施工スケジュールやコストの管理を行うだけでなく、現場に足を運び、お客さまの立場に立って各段階における工事の仕上がりを厳重にチェックします。
基礎型枠、基礎配筋、屋根、外壁、防水、サッシ・ガラス、塗装・内部左官、内部造作・内装、板金・樋、仕上り状況等について、施工請負業者が図面通りに施工しているか、瑕疵なく仕上げているかをそれぞれ細かな検査項目に沿って点検し、建築のプロフェッショナルとして、すべての工程をお客さまに代わり責任を持って設計監理します。
カナザワ建築設計事務所は、高い品質の安全で安心な住まいをお客さまにご提供することをお約束します。
充実のアフターケアと安心の保証体制。
住まいが無事に完成し、お客さまにお引き渡しした後は、施工請負業者と協力して定期的に点検を実施し、建物の安全・安心を守ります。点検では経年状況により必要な個所を丁寧にチェックします。
お引渡し後、万が一、工事に瑕疵があった場合も、全棟に建物保証、地盤保証がついていますので、安心です。
建物保証: 住宅瑕疵担保責任保険による10年間瑕疵保証
*当社や施工請負業者が倒産した場合も保証されます。
地盤保証:地盤調査会社による20年間保証
完成保証: 施工請負業者倒産時の建物完成までの保証(*有償オプション)