東側に愛宕山の雄大な景観を望めることが、計画の方向性を決めています。施主様のご要望もあり、生活の中心もあえて2階にすることにより遠方まできれいに望むことが出来るようにしました。さらにそうすることにより2階天井のデザインの自由度が上がるため、そのことを生かしたデザインにする、という発想から「傘の骨組み」のような構造として骨組みをそのまま部屋へ露出させました。その効果があり2階が景観を生かしさらに開放感あふれる空間とすることが出来ました。
2階リビングの注意点として子供室などが1階になり、2階にいる親とのコミニケーションに留意が必要になります。そのことに対応するため、玄関ホール上部をリビングと空間的につながる吹き抜けとし、1階玄関の音、気配がリビングにいるとすぐに伝わるように配慮しました。
日常お忙しい施主様ご夫婦が休日などに、四季折々に変化する愛宕山の風景を見ながらのひと時をお過ごしになり、「素晴らしいデザインをありがとう。」とお言葉を頂き、大変ありがたく、又頑張ろうという気持ちになりました。
所在地 | 茨城県 笠間市 |
---|---|
建物構造 | 木造2階建 |
延床面積 | 162.42㎡(49.03坪) |
外壁 | 窯業系サイディング 弾性リシン吹付、一部ガルバニウム鋼板サイディング |
屋根 | ガルバリウム鋼板 |
内装 | 床:桧フローリング 壁:漆喰塗り 天井:杉板張り |
キッチン | |
設備 |