東日本大震災で避難生活をされていた施主様が、家へ戻られるご予定となり、愛着のあるお住まいを再生されました。
江戸時代後期の建物と思われるお住まいは柱、土台の痛みは多いのですが、梁などの部材は素晴らしく現代では手に入らない材料と技術で作られていました。それらを十分生かし、現代の生活に合う様、間取りを変更し断熱性能、耐震性能を向上させました。
できるだけ今までの柱、梁は隠すことなく露出させ、昔の記憶が留まるようデザインし懐かしさが復元できたと思います。施主様には「イメージしていた以上の住まいになった」とお喜び頂き、設計者冥利に尽きます。
第34回住まいのリフォームコンクール優秀賞受賞
所在地 | 福島県 |
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建物構造 | 木造2階建 |
延床面積 | 153.91㎡(46.55坪) |
外壁 | 土佐漆喰塗り |
屋根 | 和瓦葺き(既存) 一部ガルバリウム鋼板 |
内装 | 床:桧無垢板張 壁:漆喰 天井:杉板張 建具:造作建具 |
キッチン | |
設備 |