筑波山麓の素晴らしい環境にある民家です。敷地の中を山麓から流れてくる小川が流れ、常にチョロチョロと水の流れる音がしています。
住まいは母屋と廊下で繋がった離れで構成されています。離れは昔、土浦市内にあったお城の城内から移築されてきたといわれており、面付柱、面白いデザインの障子、襖が大きな特徴となっていました。
施主様からは、「できるだけ改修前の雰囲気を残す」「全て自然素材で作る」等の基本的ご要望がありました。この2点だけでも、経験が豊富で腕がよく、仕事の好きな大工さんにやってもらわないと厳しい再生工事になると予想されました。
プランのポイントは南側の部屋はできるだけ壁、天井を残す。北側に水廻りを集中させ、その空間は機能的に使いやすく改修する。という方向で、ご提案と詳細設計を進めました。
離れの構造体が予想はしていたものの、ゆがみが多く苦労しましたが、棟梁が工夫しながら、工事をしてくれました。
計画、設計、工事と時間が掛かりましたが、さらに素晴らしい住まいになり、次の世代に大切に住み継がれることを嬉しく思います。
所在地 | |
---|---|
建物構造 | |
延床面積 | |
外壁 | |
屋根 | |
内装 | |
キッチン | |
設備 |