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水海道小学校本館は、1881（明治14）年に建築されました。1921（大正10）年、同校の校舎移転にともない本館も移築され、玄関部などが一部改造されました。
1958（昭和33）年、建築当時の面影を伝え、明治初期の小学校建築の形態を保存しているので、茨城県文化財に指定されました。

今回は旧校舎の保存改修設計を担当させていただき外壁、内装とも経年変化により、外壁の痛み、雨もり、外部手すり内装はがれなどがあったため、できるだけ既存の状態を変えずに改装しました。

１０年前に１期工事を設計担当させていただき、さらに２期工事も
ご依頼いただきました。
精密機械工場のため、作業動線、床の耐荷重、空調方式、照明照度など作業しやすい
室内環境を作り出すことに細心の注意を払い、設計させていただきました。

外観は道路面に板張りを採用し、大きな片流れ屋根が和モダンな印象を際立たせた。
中庭は、デッキを囲み道路から見えないプライバシーを確保した設計で、LD+タタミコーナーから植栽の四季の変化を楽しめます。室内は、天井の一部に杉板張りや床にナラフローリング、内部建具+家具のほとんどを造作にするなど自然素材の温もりを感じられる空間です。タタミコーナーは、洗濯物を干せる室内物干し金具を取り付けることで、雨の日の洗濯にも困りません。その他、リモートワーク対応するためご主人のワークスペース、階段手摺を細くすっきりさせたディテールへのこだわりなど、生活とデザインを融合した設計です。

ガルバリウム鋼板立ハゼ葺きの屋根、吹付の外壁と木格子が和モダンな印象の外観。木格子のある玄関アプローチは、幅に余裕を持たせることで、ゆったりとした印象に。LDKには、大開口と大きなウッドデッキを採用することで開放的な空間となりました。キッチン背面には、目隠し扉の着いた大収納を配置することで、見た目と使いやすさを両立。また、玄関→洗面→脱衣、ランドリー→ファミリークローゼット→キッチンへの効率的な動線も魅力です。その他、スケルトン階段、大きな造作洗面化粧台、将来間仕切り可能な子ども室など、こだわりと住み心地を意識した空間となりました。

白を基調とした外壁と木格子で和モダンな印象に仕上げました。プライバシーを確保した中庭は、植栽を植えることでLDやウッドデッキから四季の自然を堪能できます。家族みんなで料理を楽しめるダイニングキッチンを中心とした間取りになっています。1階と2階の一部に畳スペース、格子、襖を設けることで、和の要素も室内にも取り入れた、住み心地の良いお住まいになっております。

霞ヶ浦湖畔に建つ、築100年の古民家再生。玄関やリビングダイニング、洗面水廻りの改修を行うことで、現代の暮らしに合った機能的な空間に生まれ変わりました。さらに、耐震性や断熱性を向上させることで、安全かつ快適な住環境を保ちます。設計にあたっては、湖畔に面する美しい景観や周囲の環境にも配慮し、自然と調和する住まいづくりを心掛けました。我々の設計監理事例では、古い建物を再生することで、歴史や文化を伝承しつつ、現代の住まいに合わせた機能性や快適性を追求しています。

大屋根が存在感を放ち、黒を基調としたガルバリウム銅板とジョリパット吹付、化粧柱や杉木格子など異素材のコントラストを表現したモダンな外観。
奥行きのある玄関アプローチが、カーポートから雨に濡れずに家に入れる動線を実現しました。また、滑り止めの用途として、上品さを演出する豆砂利洗い出しポーチを採用。
板張り勾配天井を採用したリビングダイニングは、大屋根の斜面を生かした奥行きや大開口が光を取り込むことで広々とした空間に仕上がりました。また、タタミリビングを採用することで和モダンな印象に。
洗面、脱衣室等の水廻りを回遊できる動線を実現するなど、家の雰囲気を尊重しつつ、生活のしやすさにも重きを置いた居心地の良い空間となりました。